2010/02/15 (Mon)
涼宮ハルヒの消失見てきた
めんどいので画像省略。あとで気が向いたら貼る。
M4Rの放送が終わったその足でワーナーマイカルみなとみらいまで行って見てきました。上映開始5分前に劇場に入ったら客層がなのはと余りにも違いすぎて劇場間違えたかと思った。なのはの時は男性グループ男性単独が大多数でごく一部女子グループな感じだったのに対して、ハルヒだとカップルと男性単独が大多数で一部家族連れな感じ。
本編の感想としては……うーん、ものすごく原作通り。原作通りってことはつまりはテレビと同じなわけで、前日のM4Rで出た「テレビスペシャル」って感想がその通りな感じだなぁ。なのはがオープニング無かったのに対してハルヒはでっしょでっしょしてたし。
しかも消失ってお話としてはクライマックスというよりかは「さあこれからどうしよう」っていう、起承転結でいえばまだ転かそれ以前の立ち位置にいるわけで、ここ単独で映画に持ってこられても「それで続きは?」って感じになってしまって、原作と同じ寸止め待機状態でこれから放置されるのかーと思うと、大変微妙な気分にならざるを得ないのでありました。
作画とか演出方面については、気合い入りすぎの背景を始めとしてとても素晴らしいと思うんだけど、具体的にどこが良いかと言われると挙げるのが難しい。実写映画と比較してすごいのかもしれないけど私は実写映画には詳しくないし、「全体的に悪いところがありませんでした」としか言い様がないなー。
もっと言うと、どのシーンも要所要所で必ず原作の記憶がフラッシュバックして「あっ、ここはこういう展開だな」って先読み出来てしまって、若干醒めた見方をしていたという事情もありました。逆に言うと数年前に1回か2回ぐらい読んだだけの原作の展開をそこまで思い出せるということは如何に原作の衝撃が凄かったかということの裏付けでもあるのですが。あと長門家にキョンが上がるシーンではデジラバの同人誌がフラッシュバックしてきて、自分の思う涼宮ハルヒ像がアニメじゃなく同人誌なんだと思い知らされて若干残念な気持ちになりました。
まあそんなわけで、作品としては大変良くできてるとは思うんだけど、映画を見に行ったあとのいつもの余韻とは全く違う感情が渦巻いていて、もう一度見に行きたいかと問われると疑問符を付けざるを得ないのが正直なところです。作品は悪くないけど劇場というチョイスが悪かった。あと最後のアカペラは流れているあいだ劇場内にも大変微妙な空気が流れていて、普通の曲にした方がよかったんじゃないのと思いました。余韻があまり残らない原因の一つだと思う。
Copyright(C) 2000-2011 karia All Rights Reserved.