2008/07/07 (Mon)
Twitter-erのための青春18きっぷガイド
チケット発売が7/9に迫ってきたざまあwwwソニック 08。でも「どうやって上京しよう……お金無いし……」と悩んでる地方の人も多いはず!そんなわけで初心者向けに青春18きっぷを使って上京する方法なんぞを紹介してみようかなと思います。
※このページでは「こんな安い移動手段があるよ!」という方法の紹介に主眼を置いています。青春18きっぷの詳しいルールやテクニックについては専門の解説サイトで調べてみてください。
◆青春18きっぷって何ができるんですか?
1日あたり2300円でJRの普通・快速列車が乗り放題になります。つまり、極端なことを言えば時間さえかければJRが通じているところにはどこへでも行けます。特急や新幹線には乗れません(特急券だけを足してもダメ)。あと、1年中使えるわけではありません(夏は9月10日まで)。
◆実際どんな感じですか?
大阪駅7:03発→東京駅15:48着とか、そんな感じです。料金はもちろん1日分2300円で済むわけで、この距離の移動としてはヒッチハイク以外のどんな手段よりも安く済みます注1。
ただし、途中1時間〜2時間ごとに乗換がありますし、混雑時には座れないこともあります(コミケや帰省の時期など)。これをどう思うかは人次第で、「安いので仕方ない」「休憩と考えればずーっと座りっぱなしの高速バスより足が疲れなくていい」という人もいれば、「めんどくさいのでヤダ」という人もいます。個人的にアドバイスするとしたら「やってみればわかる」。
◆そんな長時間乗りっぱなしで暇じゃないですか?
Twitterでもしてろ。
というのはともかく、寝るとか一人ピクトチャットするとか狩るとか小説読むとか、暇つぶしの手段は当然必要だと思います。複数人で移動しているならおしゃべりするという手段もあるし。乾電池式の携帯充電器は持って行きましょう(乾電池ならいざというとき駅売店でも補充できる)。
◆で、どうやって買うんですか?
JRの駅の窓口(みどりの窓口)で買えます。ここで注意したいのは5回分セット(11500円)でしか売ってないということです。切り離すこともできません(使った回数だけハンコが押される方式)。
じゃあ1人じゃ5回分も使い切れないよ>< という場合はどうするの?というと…
・複数人で使う
2人以上で一緒に移動すれば1枚で済みます(当然人数分だけ回数を消費します)。たとえば5人で1枚使えば余りは出ませんし、2人で2日間使えば余りは1回分です。全く行程が一緒である必要はなく、たとえば大阪で1人で出発し、京都でもう1人と合流し東京まで……なんてことも可能です。
・端数を売る/買う
金券ショップに行くと18きっぷの端数(残り2回とか3回とか)を取り扱ってることがあります。そういった店舗では当然余りを売ることもできます。この場合、買取価格が1回あたり2300円を下回ったり注2、販売価格が1回あたり3000円を越えてしまうようなこともあります注3。それでも十分安いですけど。
このほか、Yahoo!オークションやmixiなどのコミュニティ、またお友達同士などでも譲渡も行われています。これは自己責任でどうぞ。Twitterで「【急募】18きっぷの引き取り手」なんてやるのもアリかも?
・あきらめる
時にはあきらめも肝心です。
たとえば1回分余ったとしても11500円/4回=実質1回あたり2875円なわけで、ヘタに他の手段を使うよりは安いわけです。それに余った1回も近所に出かける時や学校への往復などに使えば、多少は回収できます。私は実際18きっぷ通学した経験が何度かあります。学校帰りに寄り道しまくれて楽しかったわー。あ、趣味入りましたすいません。
◆実際にどうやってルートを決めればいいの?
ジョルダンの18きっぷ乗換案内を使いましょう。ふつうの乗換検索と違って18きっぷで乗れる列車だけをチョイスしてくれる素敵な検索サイトです。
といっても、たまにとんでもないルートを勧められることもあるので、そういうときはついったー鉄道部にご相談を!IRC「#twitter鉄道部」もあるよ!と、これだけじゃ何なので主要ルートについて簡単に書いてみます。
・大阪・京都→名古屋→東京
東京・大阪間の移動を普通列車でというサイトに主要なオススメ乗換プランが書いてあるので、こちらを参考にすれば大体解決します。ずっと東海道線に乗ってれば着くのでそれほど難しくないです。
また、夜行快速ムーンライトながらを使うとかなりラクに東京に着けます。ムーンライトながらについては〔ムーンライトながら〕利用ガイドを初めとして解説サイトがいっぱいあるのでググってみてください。お盆は指定席取るのが大変なのであまり期待はしない方がいいかも(特に8月10日に帰る場合は厳しそう)。
・北海道→東京
札幌〜青森間と、八戸〜盛岡間が難関。前者は普通列車が少ない上に、青函トンネルを越えなくてはなりません。後者はそもそもJRじゃないので別料金です。
解決策の1つは「フェリーを使ってショートカット」。苫小牧から八戸や仙台への夜行フェリーが出ています。小樽〜新潟のフェリーもあります注4。もちろん料金はかかりますが特急や飛行機ほど高くないし、列車と違ってちゃんと横になって寝られるのがメリット。宿+移動と考えるとかなりお得です。リスクは船酔いと、予約が取れるかどうか、あと時期によって値段が異なること(お盆は高い)。
もう1つは「18きっぷではなく北海道&東日本パスを使う」。このきっぷは5日間連続1万円注5というきっぷで、JR東日本・JR北海道の普通列車に加え、八戸〜盛岡のJRでない区間や札幌〜青森間を走る夜行急行「はまなす」に乗れるというのが大きなメリット。ただしこの「はまなす」は自由席限定なので、札幌発はいいけど青森発は最悪満席で座れない可能性が出てきます。東京を朝一に出ても青森到着は結構ギリギリになるので。また、5日間連続(18きっぷのように端数を別の日に使うことができない)というのも注意が必要。
・沖縄→東京
鹿児島まで泳げ。
◆他にコツとかは?
北海道発のところで説明したように、必ずしも全区間18きっぷにこだわりすぎないこと。途中で別料金を支払い特急や新幹線を使って時間を短縮したり、最初から高速バスなどの他の手段を検討することも時には有効です。新幹線だって1区間なら安いものです。
学生の人は学割(100km以上の区間はJR全線2割引)もあるので、普通に新幹線を使う場合などは事前に学校で学割証を発行しておきましょう。
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