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*LVMのこと [#a61c534c]
#contents
※以下、見るだけのコマンドも含めroot権限(もしくはsudo)必須
**ディスク割り当て [#p908d70f]
sudo parted /dev/sda
(またはsudo fdisk /dev/sda)
まずはパーティション作成します。詳細は[[parted>Computer/Linux/parted]]参照のこと。2TB以下のディスクならfdiskでもよい。
% sudo parted /dev/sdb
GNU Parted 2.2
/dev/sdb を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) unit s
(parted) p
モデル: Hitachi HDS723020BLA642 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3907029168s
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
(parted) mkpart
パーティションの名前? []? 201205
ファイルシステムの種類? [ext2]?
開始? 1
終了? -1s
警告: 1s から 3907029167s までのパーティションを指定されました。
可能な中で最も近いものは 34s から 3907029134s になります。
それでもかまいませんか?
はい(Y)/Yes/いいえ(N)/No? y
警告: 操作の結果できるパーティションはアライメントが正しくないためにパフォーマンスがでません。
無視(I)/Ignore/取消(C)/Cancel? i
※AFT(4kセクタのHDD)の場合は8の倍数でないといけないっぽい(未確認)が、AFTではないので無視する。
(parted) p
モデル: Hitachi HDS723020BLA642 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3907029168s
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 34s 3907029134s 3907029101s 201205
(parted) set 1 lvm on
(parted) p
モデル: Hitachi HDS723020BLA642 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3907029168s
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 34s 3907029134s 3907029101s 201205 lvm
(parted) q
通知: 必要であれば /etc/fstab を更新するのを忘れないようにしてください。
**物理ボリューム [#r4a2e5b8]
物理ディスクのうちLVMで使う領域を指定する。
-見る:pvscan
-作る:pvcreate
**ボリュームグループ [#ydefe193]
物理ボリュームをまとめてグループ化する。
-見る:vgscan
--詳細に見る:vgdisplay
-作る:vgcreate
-追加する:vgextend
**論理ボリューム [#yddf63e9]
ボリュームグループの中でパーティションを作る。
-見る:lvscan
--詳細に見る:lvdisplay
-作る:lvcreate -L (容量) -n (名前) (ボリュームグループ名)
たとえば
% sudo lvcreate -L 850G -n share vg01
ってすると、/dev/vg01/shareっていうデバイスファイルができる。こいつを指定してファイルシステムを作成してマウントすれば850GBの領域が使えるようになる。
% sudo mkfs.ext4 /dev/vg01/share
% sudo mount /dev/vg01/share /hogefuga
% df -h
あとは/etc/fstabにでも追加してやればおk
**拡大する [#d1fe248f]
% sudo lvresize -L +1t /dev/mapper/hoge-fuga
で論理ボリュームが拡大されるのでvgsとかで空き容量が減ったのが確認できる。
% sudo resize2fs /dev/mapper/hoge-fuga
で実際に使えるようになる。dfなどで見えるようになる。ext2onlineじゃないとダメダヨという書き方をしているサイトもあるが、現在はresize2fsがオンラインのままで利用できるためext2onlineコマンドが存在しない事がある。
**移動する [#i3977942]
vg01に/dev/sdd1を追加
% sudo vgextend vg01 /dev/sdb1
Volume group "vg01" successfully extended
% sudo pvs
PV VG Fmt Attr PSize PFree
/dev/sdb1 vg01 lvm2 a- 1.82t 1.82t
/dev/sdc1 vg01 lvm2 a- 1.82t 0
/dev/sdd1 vg01 lvm2 a- 1.82t 46.02g
空きがある/dev/sdb1に、ヤバげな/dev/sdd1を移動する。
% sudo pvmove /dev/sdd1 /dev/sdb1
**その他 [#o1574754]
物理HDDのマウントポイントが変わった場合でも正しく認識される(ディスクのシリアルを見てる)。たとえばUSB-HDDで運用している場合、中身だけ別の箱に移し替えて接続するとマウントポイントが /dev/sdb→/dev/sdd のように変わったりするが、pvdisplayで見るとマウントポイントが変わっただけで問題なく認識されていた。
その代わり、ディスク故障などで中身を他のディスクに移し替えたい場合はddなどでコピーしてもうまく行かない模様。pvmoveでやるほかない。
**参考 [#v35be3a9]
Linux-DBシステム 構築/運用入門
-新しい論理ボリュームを作成するには − @IT
--http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/a070newlv.html
-LVM上のパーティションをオンラインのまま拡大/縮小する - Hatena::Diary::Ubuntu
--http://d.hatena.ne.jp/Ubuntu/20081005/1223138844
[[Computer/Linux]]