FreeBSDインストール備忘録

関連:Computer/UNIX? / Computer/Linux?

cvsup導入

まずはcvsup導入。これは必須。

# cd /usr/ports/net/cvsup
# make install clean

この後のやり方は2通りに分かれる。

supfileを書き換える方法

その後、/usr/share/examples/cvsup にある ports-supfile、stable-supfile、doc-supfile を以下のように編集する。具体的には、hostを近いサーバーへと変更する。

*default host=CHANGE_THIS.FreeBSD.org

*default host=cvsup3.ja.FreeBSD.org

make updateを使う方法

/etc/make.confにパラメータを指定しておくと、上記のような修正作業は不要。この場合の、これより↓にあるcvsupコマンドを使わず、以下のように作業する。

# cd /usr/src
# make update

make.confにちゃんとport-supfileのことまで指定してあれば、上記のように/usr/srcで作業すれば/usr/portsまで更新してくれるらしい。あたまいいー。

stableへの更新

要はOSを最新版へとアップデートする作業。RELEASEからSTABLEになる。

cvsupとstable-supfileを使ってソースコードをアップデートする。

# cvsup -g -L 2 stable-supfile

その後は以下のように入力。

# cd /usr/src
# make clean
# make buildworld
# make buildkernel
# make installworld
# make installkernel

関連サイト

portsとportupgrade

アプリケーションを簡単にインストールできちゃうシステム。ただしportsを最新にしとかないと古いアプリケーションがインストールされてしまう。portupgradeはその補助ツールであって最初にいれておくべきもの。portupgradeはRubyで書かれているのでrubyも最新にすべき、というか依存関係のおかげでまとめてインストールされる。

まず、cvsupとports-supfileを使ってportsツリーをアップデートする。

# cvsup -g -L 2 ports-supfile

次に、portsを使ってportupgradeを導入。

# cd /usr/ports/sysutils/portupgrade
# make install clean

それからports ツリーのインデックスを更新。インストール直後はcommand not foundになることがあるので、その場合は再起動する。このコマンドは長時間かかるので根気よく待つ。

# portsdb -uU

portupgradeの使い方。まずはアップデートが必要なものの一覧の出し方。出力結果で 『<』 となっているものは更新する必要があるもの。

# portversion -O

アプリケーションのアップグレードは以下の通り。アプリケーション名は /var/db/pkg にあるものを指定するらしいが、portversionで表示されたアプリケーション名でも問題ないみたい。

# portupgrade -cC apache

関連サイト

apache

インストールは以下の通り。

# portinstall www/apache2

/etc/rc.confに以下のように指定する。

apache2_enable="YES"

apacheの起動は以下のように指定する。

# /usr/local/etc/rc.d/apache2.sh restart

アップグレードは以下の通り。

# portupgrade -RcC apache

Rは依存関係にあるアプリケーションのアップグレード(これを指定しないと「依存関係にあるアプリが古いためアップグレードをやめました」と表示されアップグレードせずに終了することがある)、cCはコンパイル前後のclean。

関連サイト

ProFTPD

# portinstall ftp/proftpd

設定画面では好きなのを選べるが、とりあえずはデフォルトで良いみたい。

関連サイト

samba

emacs

zsh

インストール方法

# portinstall zsh+euc_hack

この下は各ユーザーで作業。

% chsh -s /usr/local/bin/zsh

以下のコマンドで現在のシェルを確認できる。

% echo $SHELL

インストールされているシェルの一覧は以下の通り。

% less /etc/shells

便利な機能

コマンドラインスタック機能を使って、今打ち込んだコマンドを一時的にスタックしてくれる。やりかたはESC-q。これで今打ち込んだコマンドが消えて新しいコマンドを入力でき、次にコマンドプロンプトが表示されるときに自動的に先ほどのコマンドが表示される。

Ctrl-rでインクリメンタルサーチモードへ入れる。繰り返しCtrl-rを押すとさらに検索結果をさかのぼれる。

関連サイト

screen

インストール方法は以下の通り。

# portinstall screen

Ctrl-aが標準のキーバインドになっているが、これはemacs等で使用しているので変更した方がよい。自分の場合はCtrl-zにしている(Ctrl-tにしているサイトが多いけど、zの方が指が近くて押しやすい)。この場合は.screenrcに以下のように記述する。

defencoding eucJP
escape ^z^z

新しい仮想画面の生成

^z c

仮想画面の切り替え

^z [SPACE] / ^z n / ^z [DEL] / ^z p

仮想画面のウインドウ名変更(Aは大文字のA→Shift + a)

^z A

仮想画面の一覧表示

^z w

仮想画面を一時的に保存して閉じる場合(screenを抜ける)

^t d

保存されているscreenの一覧表示

% screen -ls

閉じてしまったscreenの復活

% screen -r

関連サイト

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